- 都道府県
- 長野県
- 山域
- 中央アルプス(木曽山脈)
- 難易度
- 上級
- 行程の目安
- 1泊2日・コースタイム約13時間
- 代表的な登山口
- 駒ヶ根高原(池山尾根コース往復)
- 一般登山の適期
- 7月〜10月
空木岳は、中央アルプスのほぼ中央にそびえる標高2,864mの山で、木曽駒ヶ岳に次ぐ中央アルプス第二の高峰です。日本百名山の一つです。花崗岩でできた山で、山頂付近には白い砂礫と大きな岩、ハイマツが広がります。名前は、山頂付近の残雪のようすが咲いたウツギの花に見えることから付いたといわれます。2020年に中央アルプス国定公園に指定されました。
池山尾根コースの様子
駒ヶ根高原(標高860m)から池山林道終点を通り、池山尾根を登って山頂を往復します。はじめは樹林の中のゆるやかな登りが長く続きます。池山小屋の分岐、尻無を過ぎると、尾根上の広場のマセナギに着きます。その先が大地獄・小地獄とよばれる岩場の区間です。迷尾根、ヨナ沢の頭を過ぎ、空木平への分岐の先で森林限界をこえます。巨岩の駒石を見ながらハイマツと岩の尾根を登り、駒峰ヒュッテを過ぎると山頂です。
注意したい場所
大地獄・小地獄は急な斜面に鎖や階段がつけられた岩場で、このコースでいちばんの難所です。転落や滑落の事故も起きています。ストックはザックにしまい、両手を使って一歩ずつ足場を確かめて進みましょう。斜面を横切る道も続くので、足を踏み外さないよう注意します。森林限界から上は岩と砂礫の道で、目印を見落とさないようにしましょう。長野県の「信州 山のグレーディング」では、駒ヶ根高原からの往復は体力度6・難易度Cで、コースタイムは約12.8時間、距離は約19.7km、累積の登りは約2,050mです。行程が長いため、山頂の山小屋に泊まる1泊2日の計画が一般的です。日帰りにする場合は早朝に出発し、引き返す時刻を決めておきましょう。
知っておきたいこと
池山尾根は長野県登山安全条例の指定登山道です。登る前に登山計画書(登山届)の届出が必要です。空木駒峰ヒュッテは営業期間が夏から秋に限られ、予約が必要です。空木平避難小屋は無人の小屋です。秋は早い時期から雪が降ることがあります。
参考:長野県「長野県登山安全条例」、長野県「信州 山のグレーディング」、長野県「長野県山小屋情報ポータルサイト(中央アルプス)」、空木駒峰ヒュッテ「池山尾根 登山道情報」、環境省「中央アルプス国定公園の指定について」。登山道の最新の状況は空木駒峰ヒュッテや駒ヶ根市の発表を確認してください。2026年10月時点の情報です。
標高・コースタイム・適期は一般的な目安です。登山道の状況や交通機関の運行期間は、自治体・山小屋・交通機関の公式情報で確認してください。

