- 都道府県
- 山梨県
- 山域
- 南アルプス(鳳凰三山)
- 難易度
- 中級
- 行程の目安
- 1泊2日・コースタイム約13時間
- 代表的な登山口
- 青木鉱泉(ドンドコ沢・中道周回コース)
- 一般登山の適期
- 7月〜10月
鳳凰山は、山梨県の韮崎市と南アルプス市の境にある、地蔵岳・観音岳・薬師岳の3つの峰の総称で、「鳳凰三山」とも呼ばれます。最高峰は観音岳(2,841m)です。南アルプスではめずらしい花崗岩の山で、白い砂の稜線と緑のハイマツの対比が美しく、地蔵岳の山頂には「オベリスク」と呼ばれる大きな岩の塔が立っています。稜線からは北岳や甲斐駒ヶ岳、富士山を望めます。日本百名山の一つです。
ドンドコ沢・中道周回コースの様子
代表的なのは、青木鉱泉から登り、鳳凰小屋に1泊して三山をめぐる周回コースです。1日目はドンドコ沢に沿って登り、南精進ヶ滝、鳳凰の滝、白糸の滝、五色ノ滝と、いくつもの滝のそばを通ります。森を抜けると、地蔵岳の下にある鳳凰小屋(標高2,380m)に着きます。2日目は地蔵岳のふもとへ登り、赤抜沢ノ頭から観音岳、薬師岳へと展望の良い稜線を歩きます。帰りは中道を通り、森の中を長く下って青木鉱泉へ戻ります。
注意したい場所
ドンドコ沢では沢を何度か渡ります。雨の後は水が増えて渡れないこともあるので、無理はしません。滝の周りは段差の大きい急な登りで、道が分かりにくい所もあるため、目印を確かめて進みます。鳳凰小屋から地蔵岳への登りは、白い砂で足が滑るザレた急斜面です。オベリスクの上部は岩登りの技術が必要で、一般の登山者は登れません。中道の下りは長く、木の根が濡れると滑ります。周回の標高差は約1,700m、コースタイムは2日で約13時間です。各日とも早めに出発しましょう。
知っておきたいこと
山梨県の条例により、鳳凰山では12月から3月の登山計画書の提出が義務で、ほかの期間も提出が求められています。青木鉱泉の駐車場は有料です。登山口へ向かう林道には、未舗装で狭い区間があります。
参考:鳳凰小屋「登山道案内」、山梨県「登山計画書の提出」。登山道の最新の状況は、韮崎市・南アルプス市や山小屋の発表を確認してください。2026年10月時点の情報です。
標高・コースタイム・適期は一般的な目安です。登山道の状況や交通機関の運行期間は、自治体・山小屋・交通機関の公式情報で確認してください。

