- 都道府県
- 静岡県・長野県
- 山域
- 南アルプス(赤石山脈)
- 難易度
- 上級
- 行程の目安
- 1泊2日・コースタイム約15時間
- 代表的な登山口
- 椹島(赤石小屋・富士見平経由コース往復)
- 一般登山の適期
- 7月〜10月
赤石岳は、静岡県静岡市と長野県大鹿村の境にある、高さ3,121mの山です。「赤石山脈」という南アルプスの名前は、この山からつけられました。名前は、沢に多い赤い色の岩(ラジオラリアチャート)に由来します。三方に大きな尾根を広げた、どっしりとした姿の山です。東側には氷河が削ってできたカールがあり、夏は稜線にお花畑が広がります。山頂には一等三角点があり、富士山や北アルプスまで見渡せます。日本百名山の一つです。
椹島から赤石小屋経由コースの様子
一般的なのは、椹島(さわらじま)から赤石小屋に泊まり、山頂を往復するコースです。椹島へは、畑薙の駐車場から山小屋宿泊者向けの送迎バスで入ります。1日目は、樹林の中の尾根をひたすら登ります。樺段や歩荷返しを過ぎ、赤石小屋に着きます。2日目は、展望の良い富士見平を通り、ラクダの背と呼ばれる尾根の斜面を横切って進みます。お花畑の斜面を登ると稜線の分岐に出て、少し歩くと山頂です。山頂の近くには赤石岳避難小屋があります。帰りは同じ道を戻ります。
注意したい場所
椹島から赤石小屋までは、眺めの少ない樹林の中の急登が長く続きます。歩荷返し付近は段差が大きいので、下りでも転ばないよう注意します。富士見平から先は、斜面を横切る細い道で、ハシゴや桟道、やせた尾根があります。足もとをよく見て、一歩ずつ進みましょう。椹島と山頂の標高差は約2,000m、往復のコースタイムは2日で約15時間です。夏は午後に天気が崩れやすいので、早く出発し、小屋には15時までに着くようにします。天気が悪い時は富士見平で引き返しましょう。
知っておきたいこと
沼平ゲートから先は、一般の車は通れません。椹島への送迎バスは、山小屋などに泊まる人が使えるもので、予約が必要です。携帯電話の電波が届かない場所が多く、救助にも時間がかかります。静岡県警は、登山計画書を出すよう呼びかけています。
参考:静岡市「赤石岳」、環境省「南アルプス国立公園 みどころ」、静岡市「南アルプスへの交通案内」、静岡県警「南アルプスの登山」。登山道と送迎バスの最新の状況は、特種東海フォレストや静岡市の発表を確認してください。2026年10月時点の情報です。
標高・コースタイム・適期は一般的な目安です。登山道の状況や交通機関の運行期間は、自治体・山小屋・交通機関の公式情報で確認してください。

