悪沢岳(荒川岳)

わるさわだけ(あらかわだけ) 3,141m
中部 日本百名山
都道府県
静岡県
山域
南アルプス(荒川三山)
難易度
上級
行程の目安
1泊2日・コースタイム約16時間
代表的な登山口
椹島(千枚小屋・千枚岳経由コース往復)
一般登山の適期
7月〜10月
コースの特徴岩場ハシゴやせ尾根ザレ場・ガレ場急登

悪沢岳は、静岡県静岡市にある南アルプス南部の最高峰で、高さは3,141mです。荒川東岳とも呼ばれ、中岳・前岳と合わせて「荒川三山」と呼ばれます。荒川三山には、氷河が削ってできた地形がはっきり残っています。日本で最も南にある、こうした地形の場所の一つです。夏はシナノキンバイやハクサンイチゲなどのお花畑が広がり、ライチョウもすんでいます。山頂からは富士山や南アルプスの山々を見渡せます。日本百名山の一つです。

椹島から千枚小屋経由コースの様子

一般的なのは、椹島(さわらじま)から千枚小屋に泊まり、千枚岳を越えて悪沢岳を往復するコースです。椹島へは、畑薙の駐車場から山小屋宿泊者向けの送迎バスで入ります。1日目は、吊り橋を渡って樹林の中の長い登りを続け、小石下、清水平、見晴台、駒鳥池を通って千枚小屋(標高約2,600m)に着きます。2日目は千枚岳に登り、ハイマツの稜線を丸山へ進みます。丸山からは大きな岩の積み重なった斜面を登ると悪沢岳の山頂です。帰りは同じ道を戻ります。

注意したい場所

椹島から千枚小屋までは、標高差が約1,500mある長い登りです。千枚岳から丸山の間は細い岩の尾根で、ハシゴのある場所もあります。悪沢岳の山頂付近は大きな岩やガレの上を歩くので、ペンキの目印を確かめながら進みます。霧の時は道を見失いやすいので、地図とコンパスで位置を確かめましょう。椹島と山頂の標高差は約2,000m、往復のコースタイムは2日で約16時間です。2日目は特に長いので、朝早く千枚小屋を出ます。天気が悪くなりそうな時は、千枚岳の手前で引き返しましょう。

知っておきたいこと

沼平ゲートから先は、一般の車は通れません。椹島への送迎バスは、山小屋などに泊まる人が使えるもので、予約が必要です。静岡県警は、登山計画書を出すよう呼びかけています。南アルプスでは、ペットを連れて行かない、ストックの先にゴムキャップを付けるなどのルールもあります。

参考:環境省「南アルプス国立公園 みどころ」、静岡市「南プス 荒川東岳(悪沢岳)」、静岡市「南アルプスへの交通案内」、静岡県警「登山計画書」。登山道と送迎バスの最新の状況は、特種東海フォレストや静岡市の発表を確認してください。2026年10月時点の情報です。

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