- 都道府県
- 長野県・静岡県
- 山域
- 南アルプス(赤石山脈)
- 難易度
- 上級
- 行程の目安
- 1泊2日・コースタイム約16時間
- 代表的な登山口
- 鳥倉登山口(越路ゲート・三伏峠・塩見小屋経由コース往復)
- 一般登山の適期
- 7月〜10月
塩見岳は、長野県と静岡県の境にある、南アルプスの中央の山です。その位置から「南アルプスのへそ」とも呼ばれます。なだらかな山が多い南アルプスの中で、山頂が岩の塊のように突き出ています。山頂は西峰と東峰の2つに分かれ、高いのは東峰の3,052mです。山頂付近では、赤いチャートや緑色の岩など、海の底でできた岩を見ることができます。山頂からは仙丈ヶ岳や間ノ岳、荒川岳、聖岳などが見渡せます。日本百名山の一つです。
鳥倉登山口から三伏峠経由コースの様子
一般的なのは、長野県大鹿村の鳥倉登山口から三伏峠を通って山頂を往復するコースです。マイカーは越路ゲートの駐車場に止め、登山口まで林道を約50分歩きます。登山口からはカラマツの林の急登で始まり、その後は山の斜面を横切る道になります。丸太の桟道や木の橋が多い道です。三伏峠には三伏峠小屋があります。峠からは三伏山、本谷山を越え、樹林の中の小さな登り下りを続けます。ハイマツの尾根に出ると塩見小屋です。小屋から天狗岩を越え、岩場を登ると西峰、さらに岩の尾根を少し歩くと東峰に着きます。帰りは同じ道を戻ります。
注意したい場所
いちばんの難所は、塩見小屋から山頂までの岩場です。天狗岩は巻き道を通り、その先は浮き石の多い急な岩場を手も使って登ります。落石を起こさないよう、一歩ずつ足場を確かめましょう。登山口近くの斜面を横切る道は、木の橋や桟道が雨でぬれると滑りやすくなります。ゲートからのコースタイムは往復で約16時間と長く、山小屋に1泊または2泊する計画が一般的です。午後は雷雨になりやすいので、朝早く出発し、山頂へは昼前までに着く計画にします。天気が悪い時は、塩見小屋で引き返す判断も大切です。
知っておきたいこと
鳥倉林道は越路ゲートから先に一般車が入れません。夏は駅からゲートの先まで登山バスが運行されます。長野県の登山安全条例により、鳥倉登山口から塩見岳に登るときは登山計画書の提出が必要です。伊那市では、登山道の整備などに使う「南アルプス登山者協力金」(任意)をお願いしています。
参考:環境省 南アルプス自然保護官事務所「塩見岳」、三伏峠小屋「登山情報」、長野県「登山計画書の提出」、伊那市「南アルプス登山者協力金」。登山道の最新の状況は、大鹿村や三伏峠小屋・塩見小屋の発表を確認してください。2026年10月時点の情報です。
標高・コースタイム・適期は一般的な目安です。登山道の状況や交通機関の運行期間は、自治体・山小屋・交通機関の公式情報で確認してください。

