- 都道府県
- 静岡県・長野県
- 山域
- 南アルプス(赤石山脈)
- 難易度
- 上級
- 行程の目安
- 1泊2日・コースタイム約16時間
- 代表的な登山口
- 聖沢登山口(聖平小屋・小聖岳経由コース往復)
- 一般登山の適期
- 7月〜9月
聖岳は、静岡県静岡市と長野県飯田市の境にある、高さ3,013mの山です。日本で最も南にある3,000mを超える山として知られています。山頂付近と、近くの聖平にはお花畑があり、夏は高山植物が咲きます。東側にはカールがあり、長野県の下栗の里から見る姿も有名です。登山道沿いでは、赤い色のチャートの岩壁など、海の底でできた岩も見られます。山頂からは南アルプス南部の山々を360度見渡せます。日本百名山の一つです。
聖沢登山口から聖平小屋経由コースの様子
静岡県側の代表的なコースは、聖沢登山口から聖平小屋に泊まり、山頂を往復するコースです。1日目は、樹林の中を登り、聖沢の吊り橋を渡ります。その先は沢沿いの道と急な登りが続き、断崖の上の展望地である岩頭滝見台を通って、聖平小屋に着きます。小屋のまわりは草原で、木道があります。2日目は薊畑から稜線に出て、小聖岳へ登ります。小聖岳からは、ジグザグの急な登りで前聖岳(山頂)に着きます。帰りは同じ道を戻ります。
注意したい場所
聖沢登山口から聖平までは、樹林の中の急な登りと小さな登り下りが長く続きます。沢沿いには丸太の橋や、小さな沢を渡る場所もあります。薊畑から上の稜線は風が強く、小聖岳の前後にはやせた尾根があります。小聖岳から山頂までは、ザレやガレの急な登りです。浮き石に気をつけ、下りは特に慎重に歩きましょう。登山口と山頂の標高差は約1,850m、往復のコースタイムは2日で約16時間です。2日目は長いので早く出発し、天気が悪い時は小聖岳で引き返します。
知っておきたいこと
静岡県側は、沼平ゲートから先に一般の車は通れません。畑薙の駐車場から椹島への送迎バスは、山小屋などに泊まる人が使えるものです。聖岳登山口で乗り降りできる条件は限られているので、椹島に泊まる日程を含めて計画します。静岡県警は、登山計画書を出すよう呼びかけています。
参考:静岡市「聖岳周辺」、特種東海フォレスト「送迎バス」、静岡県警「南アルプスの登山」、静岡市「南アルプスへの交通案内」。登山道と送迎バスの最新の状況は、特種東海フォレストや静岡県の発表を確認してください。2026年10月時点の情報です。
標高・コースタイム・適期は一般的な目安です。登山道の状況や交通機関の運行期間は、自治体・山小屋・交通機関の公式情報で確認してください。

